皆さん、こんにちは。るにまろです!
さて前回の記事(↓)に引き続き、今回も自宅ネット回線の話題です。
ネット回線の話題多すぎ?いやホント、私このジャンル好きなんですよね…!
めちゃくちゃ調べて、電話したりお店に足を運んだりしてたので、ちょっとでもお役に立てば嬉しいです。
ドイツの一般的なネット事情について
さて、まずドイツでは、キャリアと契約をしないプリペイドSIMが選択できるモバイルプランと異なり、自宅でインターネットをするにはやはり固定キャリアの契約が必要です。
ちなみにモバイル契約を考えている方はプリペイド一択です!詳しくはこちら↓
まさかの電話回線が未だに主流(2021年現在)
そして早速タイトルの伏線回収です。
少なくとも私が本帰国した2021年11月現在、ドイツの大都市でもアパートの築年数や住む地域によっては、一昔前の『電話線を借りてネット回線を使用する』契約が多いです。
光ファイバーやWi-Fiキューブ、ケーブルインターネットなど、最近はいろいろと種類が出てきました。
しかし電話回線からネットを接続するADSL形式(?)は家探しをしていると、今でもかなりの確率で遭遇します。
もちろん電話線を新たに引く必要はありません。
ほとんどの場合、現在ご自身の家に引かれている電話回線を利用して契約します。
ちなみに『今さら電話回線!?』と驚かれる人が多いと思いますが、ドイツは世界でもかなりの経済大国にも関わらず、なぜかネット事情は悪いです!
るにまろたちが2016年から5年半以上住んだ大型アパートでは、築2006年頃とそれなりの新しさで、しかも大都市のど真ん中だったのに、16MBのADSL通信がMAXでした。
2020年頃にようやく最寄りの通りにテレコム電波が開通したとのことで、光ファイバーを入れる大規模工事を行っていました。
このネット環境の悪さはドイツ人同士でもネタになっているようです。
「夏休みでノルウェーの北の果ての、陸の孤島みたいなコテージに滞在したけど、自宅より10倍ぐらい早いネット回線だった。マジでドイツ、なんでだ・・・」
大都市の中心部に住む、ネット知識に長けたエンジニアのドイツ人の友人より
ちなみにこのブログを読んでくれているほとんどの方は、ドイツで電話回線をお持ちでないと思うので、その場合は回線をレンタルする形になります。
もちろん別途契約は必要なく、番号コミコミでの契約になりますのでご安心を。
工事日はトラブルがいっぱい!?
さて、契約自体はメジャーなキャリアと契約すれば、多くの場合はそこそこスムーズです。
Telekom・Vodafoneの他には、1&1やO2も知名度が高い大手キャリアですね。
ちなみに工事日当日は立ち会いが必要で、その辺りは日本と同じです。
そして何より重要なことは、工事日は丸1日明けておくということです。
これは以前書いた「荷物が届かないんだけど、どうしよう!?」の記事と共通するところで、ほとんどの場合、担当者は時間を守ってこないからです。
つまり平たく言うと、『着いた時間が作業時間』ということです。
時にはピンポンもなく、不在票が入っていることもあるので注意しておきましょう。
私の語学学校時代のマケドニア人の友人は、わざわざ有休を取って休んだのに不在票が入れられていたと憤慨していました。パケットの受け取りでなくてもそんなもんです;
キャリアが貸してくれる無料ルーターでもOK?使える?
さて、契約するときはどのキャリアでも申し込み画面でルーター選択画面が出ます。
ルーターには2種類あって、キャリアが貸し出しているレンタルルーターと、アマゾンや家電量販店で自分で買うルーターがあります。
ちなみにいうと、キャリアによってもレンタルルーターの扱いは様々です。
シンプルな機能の無料ルーターを貸してくれるキャリアと、有料レンタル(月3~8ユーロほど)を取り扱っているキャリアがあります。
るにまろは当時、どっちも試しました。
結論は、『メーカーが貸し出しているルーターはどれも割としょぼい』です。
無料ルーターと月額3ユーロ程度のルーターの機能にほとんど差はない
はじめに結論ですが、無料ルーターはスペックも最低限です。
そして月額3ユーロクラスの有料レンタルルーター程度の場合でも、『有料レンタルなら性能もいいはず!』というわけではないです。意外と変わらなかったりします。
るにまろは最初のキャリアでは3ユーロのレンタルルーターを使っていたので、解約時にはルーターを返却しました。
そしてキャリアを乗り換えるにあたり、お目当てのキャリアの中古ルーターをeBayなどもチェックしましたが、中古でもお高い・・・
そんなわけで、次のキャリアではお金を払いたくなかったので無料ルーターにしました。
そしたら1日何回かはプツプツ切れるし、笑ってしまうぐらい遅かったです。
月額3ユーロの有料ルーターはプツプツ切れるとか、そういうことはなかったですが、やはり同じぐらい遅かったです。
そしてどちらのルーターにも共通でいえることが・・・
何か大きな容量のアプリをダウンロードするとか、そしたらほかの回線が一気に止まっていました。テレワークなんてうっかりミーティング中に落ちる危険があるので、細心の注意を払っていました。
ルーターだけの問題ではないでしょうが、これはほんとにストレスでした。
ただ、下手に月3ユーロを払うぐらいなら、無料ルーターとそこまで変わらない。
しかしスピードは相当遅く、負荷にも耐えられない…
そうなると必然的に月額7ユーロ前後の上位モデルのレンタルルーターを借りることとなりますが、それは高いですよね。
だからルーターを買ってしまいましょう。それが一番近道だったりします。
長期滞在する方は、まずAmazonでFritz!Boxを買いましょう。
というわけで、個人的には、3~5年ほど長期滞在されると確定している駐在員の方は、Fritz!Boxを最初に買ってしまうことをオススメします。
なぜなら、Fritz!Boxはドイツ人の友人からもお墨付きで、かなり多くのメジャーなキャリア側でも有料レンタル対象になっているからです。
つまりキャリア間の回線縛りがないので、万が一他のキャリアに乗り換えたい時も簡単です。万能型です。
家電量販店で買うと新品は2万円ほどして高いんですけど、性能は間違いないです。
あとは、キャリアによるレンタル代(確かFritz!Boxクラスは月額7~8ユーロ前後します)を考えると、普通に数年でペイオフできます。
しかも本帰国時にはeBay Kleinanzeigenなどで100ユーロ以上のお値段で他の人が買ってくれます。
ルーターは元値が高いので必ず一定の需要があるため、他の日本人に譲るのもOKです。
るにまろは2年目の契約満了日が近づいてキャリア乗り換えを真剣に考えた際に『もっと早く買っておけばよかった・・・』と後悔していました。
なのでご自身の契約予定の通信キャリアで使えるかチェックして、ぜひ買ってしまうと良いですよ!
これで引っ越しの際の心配事が一つ減らせます。
万が一キャリアに対応していなければ、30日以内に返品すれば良いだけです。
ちなみにまだプライム会員になっていない方はこちらから登録できます。
ルーターは新品を購入すること!ドイツは自動で2年間保証が付いてきます
ちなみに余談ですが、中古で買うのはオススメしません。
慣れない外国で100ユーロ以上出して買ったお品が不良品だった場合、対応できないです。
ドイツは新品のものを買うときは、法律で2年保証が付いています。
なので保証の面でも絶対に新品を買いましょう!
そしてマーケットプレイスではなく、できるだけAmazonが販売・発送から買いましょう。なぜならアマゾンは返品システムがとてもシンプルで、英語も通じるのでかなりオススメだからです。
日本のアマゾンと違い、30日以内でしたらたとえ開封していても返品・返金に応じてくれますので、とりあえず買って試して、ダメだったら返品するでOKです。
まとめ
というわけで、本日のまとめです。
ドイツのインターネット事情は、2021年現在、正直良くないです。
未だに電話線を使うタイプの契約が主流だったり、工事日に担当者が来なかったりします。
アパートや住む家によっては速度も遅く、無料ルーターや低スペックの有料ルーターでは日常生活にストレスが出るほど遅いです。
ですので、何年か住むことがもう決まっている方々は、現地に着いたらすぐにルーターを買ってしまうことをオススメします。
個人的にはAmazonで新品のFritz!Boxを購入する・・・これに尽きると思います。
アマゾンだと保証も付いていますし、いい選択肢だと思います。ぜひご検討ください!
それではまた次回。るにまろでした。チャオ!
こんにちは。とても参考になりました。
これから契約しないといけないので、1&1の光回線を考えているんですが、ルーターレンタルレンタルせずに、るにまろさんのご推薦のFritzboxを購入しようと考えています。ありがとうございます!
はにまる様、コメントありがとうございます。
Fritzboxは現地の知人・友人も使っていた記憶があるので、結構いいルーター候補になると思います!
あくまで当時の情報になりますので、ご検討されているネット通信会社やアマゾンで最新情報をご確認くださいね。
今後ものんびりブログを更新していきますので、よろしくお願いします^^