みなさんこんにちは!るにまろです。
突然ですが私は、日本の宅配事情が(私の知る限り)世界で一番良いと思っています。
ほぼ指定時間通りに届きますし、再配達も7日間無料ですし、直前の日時指定にも対応してくれます。こんなに素晴らしいことはありません。
ドイツの宅配事情も、世界レベルで考えるとそこまで悪いものではありませんが、利便性・信頼度に関しては日本とは比較できないと思います。
と言うわけで、今日はドイツの宅配事情と荷物が届かないパターン7選、紛失・盗難時の対処法を紹介します!
ドイツの宅配事情はストレスが溜まる!
ドイツで荷物を一つ頼むと、自分の元に届くまで油断できません。。。
トラブル1。荷物の時間指定が一切できない
ドイツでは、日本のように細かく荷物の時間指定ができません。
むしろ、午前・午後の二択すらも選べず、『10〜19時の間にお届け』など平気で書かれていたりします。
ええ、荷物を待つのは一日仕事なんです。
トラブル2。再配達ができない(システムが機能していない)
さて、そのアパートに住んで、ある程度、配送会社の配達時間が予測できたとします。
そして合間の時間帯に「まあ、そんなに早く来ないだろう」と余裕を見て一瞬だけ買い物に出たとします。
タイミングが悪いと、帰宅すると自分のポストの中(まだ良い)に不在票が入っています。
そして重要なこと。再配達はできません。
理論上は2回まで再配達無料、とかあるんですけど、現地の配送員はそんなことしません。
『○○郵便局に局留めしているから、自分で受け取ってくれ』と、ご丁寧に不在票に最寄りの郵便局窓口が印字されています。
これ、小さい荷物だったらいいんですよ・・・問題はそれなりに大きくて重い荷物です。
なので、自宅から1キロ前後離れた店舗まで受け取りに行くために、多くのドイツ人はこんなものを持っています(Amazonドイツ)↓
これ、正直に言うと、ドイツに数年間住むなら、ある意味必須です!画像のようなキャリーは私も買いました。
日本にいるときに、事前に買って持って行くのもいいと思います(Amazon日本)↓
トラブル3。一日中家にいたのにポストに不在票が入れられる
では、荷物のために、その日は有給を取ったり、土曜日という貴重な時間(ドイツは日祝はお店は全て閉まります)を1日潰して荷物を待つことに決めたとします。
しかしこれもあるあるなのが、夕方17時前後になってもインターホンが鳴らない。
『あれ・・・?うちの周りは15時前後には大体配送カーが回ってきてるんだけど・・・』
そう思ったら要注意!すぐに玄関先のポストをチェックしましょう。
家で1日ずっと待っていたにも関わらず、インターホンも鳴らされずに勝手に不在票が入っている。こんなことも日常茶飯事です。
トラブル4。勝手に玄関先に置き配されている
ポストの中に不在票が入っていない場合で、なぜか『配達済』ステータスになっている場合があります。
この場合はアパートの玄関周りやインターホンの下、ポスト周辺をくまなく探しましょう。
時々、普通に床に置かれていたりします。
荷物がポストに入らなくて、でもエレベータや階段を使って相手の家まで行くのも面倒だと考えられた場合、そのまま『受取り済』に設定されて、置き配していくのです!
私の夫も、当時750ユーロほどで買ったスマホの小さな箱を普通にアパートの集合ポストの下に置き配されました。
オートロックの付いているアパートだったので、集合ポストの場所はアパート関係者以外は滅多に入らない場所でしたが、それでも怖いですよね。
幸い、通知に気づいてすぐに玄関に降りたので、相手が荷物を置いていって数分後でしたので大丈夫でしたが・・・
当時の夫の買ったスマホはこちらのシリーズです。あれ・・・セールしてる・・・?↓
トラブル5。自分の荷物が断りなく隣人に預けられる
さて、勝手に『お届け済』のステータスになっていて、慌てて玄関に見に行くと、ポストに不在票が入っている場合があります。
置き配の設定をオフにしていても、です。
この場合は、不在票の表裏をよく見てください。誰か知らない人の名前が書かれている場合があります。
『お隣さんに預けました(シュナイダー氏)』などです。
これは小さなアパートなら問題ないです。
例で言うとシュナイダーさんを探して、ピンポンを鳴らし、荷物を受け取りましょう。
あなたの家が住宅街の一軒家でも、両隣りor斜め向かいの家の何軒かの家が預かっています。不在票に書かれた名前の家まで取りに行きましょう。
ここで1つ、大きな問題があります。
ドイツは通常、セキュリティの関係上、郵便物に部屋番号が書かれていないです。
(配送員はポストに書かれている名前を探して、お届け物を投函しています)
つまり、タワマンや大規模アパートだと、同じ苗字の人が何人かいたり、どこのフロアに住んでいるかわからなかったりします。
隣人と言っても、必ずしもお隣さんとは限らないからです(理由はこの後わかります)。
なので、各フロアの表札を一軒ずつチェックして行くしかありません。
いちいち緊張するし、時間もかかる・・・本当に不便すぎますよね。
トラブル6。ついでに隣人の荷物を置いて行かれる
さて、自分の荷物が勝手に隣人に預けられている場合もありますが、逆もまた然りです。
上の理由の逆バージョンですね。
つまりドイツにおける配送スタッフと言うのは、面倒くさがり作業の効率化を図っていることが多く、一度でたくさんの荷物を終わらせたいと思っています。
なので、あなたが自分の荷物を受け取った場合、割と大きな確率で『そのアパート内の隣人の荷物もついでに預かって欲しい』と申し出てきます。
OKを出すと「Danke!」と言われて、時に2〜3個ぐらい一気に預かったりします。
まあ、この辺りはお互い様なので、時間に余裕があるときは、たまに手伝ってあげるのもありかもしれません。
トラブル7。最悪パターン。盗難・紛失の可能性とその対処法
ここまで、ドイツにおける荷物のさまざまな受取パターンを書きました。しかし、
- 荷物が配達済ステータスになっていて、かつ、不在票がない・・・
- 不在票はあるけど、肝心の名前が書かれていない or 読めない・・・
- 不在票の住所に行ったけど「荷物なんて預かってないよ」と言われた・・・
このような場合は、紛失・盗難を視野に入れて、このように対処するしかありません。
- アパート玄関・集合ポスト近くに『私のPaket(荷物)知りませんか?』と電話番号と名前を書いたメモを貼り付けて、何日か待つ
- 同時並行でDHLやHermesなど、配送会社にも連絡を入れてみる
- Amazonなどの購入先に『荷物が届かない、DHLに聞いても分からないとのこと』と今の状況を正確に伝える
特に(2)の配送会社への連絡は、ハードルも高いですし、ドイツ語がB1レベル程度になったらできる難易度やや高めの対処法です。意外とこれで解決したりもしますが。。。
Amazonであれば荷物が届かない時は返金してくれたりするみたいですが、詳しくは別の機会に書きたいと思います。
まとめ。ドイツでは荷物一つ受け取るのも一苦労!
と言うわけで、まとめに入りましょう。
ドイツに住んでいると、日本では当たり前のように行われている荷物の受け取りがこんなにも大変なのかと痛感すると思います。
煩雑なやり方の一つ一つがトラブルの原因になっているのもよく分かりますよね。
なので、このストレスから解放されるために、DHLのPackstationに登録するのが絶対に便利です。詳しくは次回の記事に載せたいと思います。
それでは今回はこの辺で!るにまろでした。
ここまでお読みくださいまして、ありがとうございます!
近々ドイツ(またはほかの国)にお引越しをされる方へ。
駐在でも留学でも、フリーWi-Fiを求めてカフェを探すのはとても大変です。
なので到着するとすぐにSIMを契約することになると思います。
ドイツでSIMを契約したい方は、私が以前書いたこちらの記事をご参考ください。
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