ドイツの法律

【辛口アドバイス】日本の「普通」や「常識」は海外では失礼かもしれません。ドイツで絶対にやってはいけないタブーを7つ紹介します!

その日本の「普通」や「常識」 海外では失礼かもしれません。 ドイツで絶対にやっては NGなことを7つ紹介します!
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みなさんこんにちは!るにまろです。

日本人が普通にやっていること、常識だといわれていることは、実は海外では非常識であることが多いです。

そしてそれに気づかずに相手を不快にしてしまう日本人も多いです。

例えば、麺類やスープをすする(音を立ててズルズルする)のは、多くの外国人に嫌がられることはさすがに有名ですよね。

でも実はこれ以外にもたくさんあるんです!

なので今日は、るにまろの苦い体験談も含めて、ドイツで絶対やらないほうが良いことを7つご紹介します。

ドイツを例に出していますが、他の外国でもNGなことが多いですので、要チェックです。

1. すぐに年齢を聞く

これは日本を含む一部のアジア圏の独特の文化なので、一概にすべて失礼だとは言えないのですが、すぐに年齢を聞くのはドイツ(そしてほとんどの欧米諸国)ではマナー違反です。

女性に年齢を聞くのは失礼だというのはよく聞きますが、これは男性相手でもダメですよ!

年齢というのはかなり個人的な情報として捉えられていて、初対面の人・関係が浅い人にいきなり年齢を聞くのは言語道断です。

るにまろの豆知識
日本の英語の教材の自己紹介でよくあるダメな例がこれです↓
『私の名前は〇〇です。××歳です。△△に住んでいます』

年齢・住んでいるところなんて、最初にわざわざ言う情報ではないです。
もし言うとしたら『日本から来ました』など、出身地を伝えましょう。

日本人がそれをやってしまうのは、なにも日本人が失礼・無礼だからではなく、単純に文化の違いです。

私たちは、相手が目上であれば敬わなくてはいけないという文化があります。
年齢が1つでも違うと、まず敬語を使いますよね。

ドイツを含め、海外はその文化がないので、いきなりパーソナルなことを質問されたと捉えられて「えっ?」と言われるわけです。

ちなみに、初対面で話しづらいからと言って、話題作りのために「彼女・彼氏いるの?」と聞くのも大変失礼ですのでやめましょう。

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2. 「お箸の使い方上手だね!」と褒める

また日本の文化に絡めたお話です。

一昔前と違って、最近ではドイツ人もお寿司を好んで食べますので、箸を普通に使える人は増えています。

日本食レストラン、ラーメン屋さん、お寿司屋さん、または韓国料理やアジア料理。
現地の人が箸を使うことができる機会は、実はとても多いんですね。

だから間違っても「箸の使い方」を褒めないでください。
箸を使って寿司を食べる、私たちと同じように、彼らにとっても普通のことです。

特に日本人は、現地の日本ファンの方々と交流する機会が増えると思います。

箸の使い方を褒められると「馬鹿にされている?」と気を悪くする人も出てきます。
るにまろはこれでハデに失敗して、場の空気を微妙に悪くしてしまいました。

『褒めたつもり』というのは傲慢です。気を付けましょう。

3. 久しぶりに会った友人に「太った?やせた?」と聞かない

これも日本人あるあるですね・・・久々に会った友人知人に対して、出会い頭に、

「あれ!ちょっと太ったんじゃない?」
「前にあった時からかなり痩せてる気がするけど、大丈夫?」

と聞いてしまうやつです。
日本ではあいさつ代わりのように受け取られている側面もあるので、言われた側も、

「そうなんよ!半年で5キロも増えてやばくて!」
「いやそれな、仕事のストレスでさ・・・詳しくはお店で話すわ」

となっていき、それが「最近どう?」と話すきっかけになりますよね。

ドイツではこれはNGです!

太った・瘦せたなどビジュアルに関わることも本人のプライバシーなので、むやみに聞くと嫌われます。

相手との関係性にもよりますが、本当に聞いてほしい話があるときは、向こうから話を振ってきます。

「まあ見たらわかる通り、ここ一年で体重すごい増えてさ・・・」みたいな。

るにまろの豆知識

ちなみに『痩せたね!』というのも誉め言葉ではありません。
特に「痩せて素敵になったね」と言うのは、かなり傲慢なので絶対にやめましょう!
その人はあなたにジャッジされるために痩せたわけではありませんし、あなたがその人の容姿を評価する権利はどこにもありません。
ドイツ人はこの辺り、かなりハッキリしています。そして残念ながら普通に日本でも嫌われます。

どうしてもビジュアルを褒めたいときは、相手の付けている持ち物を褒めましょう。
例えば、イヤリングとかバッグとか時計とか。それは全然OKですよ!

<るにまろの失敗談>友人関係が1つ消えました・・・

るにまろは一度、大学院で、司法試験直前の男性の知人と久々に会いました。
その時、「あれ、ちょっとやつれてない?疲れているように見えるけど、大丈夫?」と聞いてしまいました。

それは私の中での日本人としての常識でした。
かなりガリガリに痩せていたので、単純に彼を心配しました。

しかし相手はかなり戸惑った様子でした。
でも私がとても心配していたので、なんとか無理やりポシティブに受け取ってくれました。

「ええ・・・?そ、そうかな。もうすぐ司法試験が近いから、ストレスかなぁ・・・」

日本人からするとそれは普通の会話ですよね。
実は私はその時、彼の言葉とリアクションの『違和感』にはすぐ気づけたんです。
でもその奥の彼の戸惑いにまでは気づけなかったんですね。。。

本当に忙しかったいうのはあると思いますが、きっと気分悪くされたのでしょう。

せっかく少し立ち話を、という雰囲気だったのですが、その後すぐに彼は「ああ、やっぱりもういかなきゃ」と立ち去っていき、そのまま連絡は途絶えてしまいました。

文化を知らないって、恥ずかしいことばかりです。
後悔してももう遅いですが、その友人が司法試験に無事に受かって元気に過ごしていることを祈っています。

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4. 車の運転中、横断歩道で待っている歩行者を無視する

さて、しんみりしたお話はこのくらいにしましょう。

今度はガッツリ法律の話です。
日本でも、車を運転するとき、信号のない横断歩道で人が待っていたら、止まってあげなければいけないですよね。

横断歩道は、歩行者優先であり、運転者には横断歩道手前での減速義務や停止義務があります。

警察庁のホームページより:横断歩道は歩行者優先です|警察庁Webサイト (npa.go.jp)

日本の警察庁の説明文をよくよく記事を読んでみると・・・

横断歩道や自転車横断帯に近づいたときは、横断する人や自転車がいないことが明らかな場合のほかは、その手前で停止できるように速度を落として進まなければなりません。また、歩行者や自転車が横断しているときや横断しようとしているときは、横断歩道や自転車横断帯の手前(停止線があるときは、その手前)で一時停止をして歩行者や自転車に道を譲らなければなりません。

警察庁のホームページより:横断歩道は歩行者優先です|警察庁Webサイト (npa.go.jp)

え、ちょっと待って。日本でも横断歩道の手前で減速・停止は義務!?
ちょっと驚いてしまいました。マジか。

日本では驚くほど多くの人、これ守ってないですよね。

ドイツでは、横断歩道手前で止まることはマストです。
いや、マジで超マストなんです。絶対に守ってください。

というのが、私が意地悪で言ってるわけじゃないんです。ドイツは運転者が歩行者に対して本当にやさしいんですよ。

法律でも規定されているからだとは思いますが、歩行者が見えると必ず止まってくれます。

なので歩行者側も、走ってくる車など見もせず、普通に横断歩道を横切ります。
日本で言うと信号を見ていないおじいちゃん・おばあちゃんの如く、普通に渡ってきます。

ベビーカーを押しているママパパも、スマホをしているビジネスマンも、自分のことに夢中な時は、横断歩道をチェックしないことがあります。

それを日本の感覚で、歩行者優先のルールを無視して時速50㎞ほどで通過すると・・・どうなるか目に見えていますよね。

華々しいキャリア、学生生活、研究生活、移住、何でも良いです。

しかし人を事故に合わせでもしたら、そしてその方に万が一のことが起きてしまったら、出世街道だとか優秀な成績で卒業だとか、一瞬でそんなもの消えてなくなりますよ。

人の命に関わることなので、本当に注意してください。
自分の人生すら左右することになりかねないです。

日本ではお咎めがなかったから大丈夫だと思っていた?
これは法律です。文化の違いなどではありません。知らなかったでは済まされません。

というか、普通に日本でも横断歩道に人がいたら止まりましょうよ。
私は日本でそれを痛感しています。生き急いでばかりいないで、人に優しくなりませんか。

5. 小さな子どもと公の場所で2人で話す

すいませんねェ、辛口で;
でも知らないとマジであなたの人生を棒に振りかねないからさ・・・

というわけで引き続き辛口ですが、こちらも法律(あとは倫理)絡みです。

日本ではロリだとかショタだとか、色んなものが『萌え』というフィルターをかぶって平然と存在していますよね。

街中には、セクシーあふれるイラストが並んでいます。
下手したら官公庁などのお堅いウェブサイトでも、案内キャラクターに萌えキャラが起用されていますよね。

これって、マジでヤバイ。
日本のクールジャパンの一部は、悪い意味で狂っています。

これはまさに『日本の常識は海外の非常識』に当てはまるものです。

このことを日本の方々は認識したほうがいいのですが・・・たぶんこの世界にどっぷり浸かっていると、俯瞰して日本を見ることは非常に難しいと思います。

なので、せめてこれから海外に行かれる方は十分に注意してもらいたいことがあります。

それは、海外では小さい子どもが好きというのは、ロリショタ最高~など、ツイッター等で使われている『何となくオタク用語として許容されている』ものでは決してないということ。

つまり、列記とした『ペドフィリア(小児性愛)』として捉えられるということです。

あ、ちなみに男性をイメージされる方が多いですが、女性ももちろん注意してください。

るにまろの豆知識
cute!(かわいい~!)ぐらいだと許される場合が多いですが、時と場合によってはこれすらもアウトです。判定ライン、本当に厳しいですよ。

ペドフィリアとして通報される一例

もちろん最近は日本でも殆どないと思いますが、特に公の場所(公園とかレストランのトイレとか)で子どもに話しかけるのは、本当にやめたほうがいいです。

例えば公園でベンチで隣に座っていて、子どもがポケモンをしていた、思わず「あ、このポケモン知ってるよ!カッコいいよね」とか、そういうのも避けましょう。

他愛もない世間話はないものと思ってください。特にドイツの子ども相手には。

その子が何かを落としたとか、ボールが飛んできたから投げ返してあげた、とかでない限り、他人の子どもには関わらない方がいいです。

ヨーロッパの大人たちはペドフィリアに対してすごく、すごく敏感です!!
普通に通報されます。

これはドイツ人の女性の友人二人に聞いて、二人とも同じことを言っていました。

現地の友達の体験談:海外では相手が女性でも警戒します!

私のドイツ人の友人の一人の体験談です。

カフェのトイレで、居合わせた女の子と話しながら、石鹸とハンドペーパーを取ってあげていたそうです。

するとそれを見つけたその子の親から、ペドと間違えられそうになって、大変気分の悪い思いをしたそうです。

現地の友達の証言:先生×女子高生モノの少女漫画は受け入れられにくい

もう一人の友人は日本ファンなのですが、そんな彼女でも言っていたことがあります。

「日本の漫画でたまに高校生と先生の恋があるけど、あれはドイツではアウトだからね・・・」とのことです。

これはドイツだけでなく他国の友人からも証言が取れています。

日本ファンのマンガ好きのフランス人も、やはり『未成年の少女が年の差恋愛する年齢モノ』は嫌悪するみたいです。ジャンルがたとえファンタジーでも、です。

2010年頃にアメリカを中心に爆発的に流行ったトワイライトシリーズも、主人公は10代で、お相手は100年以上生きている吸血鬼でした。
しかしあくまでその吸血鬼は『永遠の10代』なので受け入れられたのかもしれませんね。

そんなわけで、うっかり平和な日本の感覚でいるのは気を付けましょう。
ドイツなどの異国の地で、いきなり警察に話しかけられたらどうしますか?

海外だと私たちは外国人、ましてや(潜在的に差別されがちな)アジア人です。
なにか正当な理由があったとしても、釈明も証明も本当に大変ですよ;

日本人にお人好しが多いのは、基本はいいことだと思っていますが、自分の身を守れるのは、(特に海外では)自分しかないです。

悲しいことですが、肝に銘じておきましょう。

6. 誕生日を事前に祝う

辛口アドバイスが続いていたので、そして最後も辛口なのでちょっと箸休めタイム!

誕生日を事前に祝う、お祝いのメッセージを送るのはドイツではタブーです。

しょせんはAberglaube(迷信)なんですが、諸説ありますが、『不幸を運んでくる』んだそうです。

まあ日本でいうところの『結婚式に刃物を贈ると縁起が悪い』とか『年上に万年筆を贈るのは失礼』とかそういう感覚だと思います。

「次に会えるのは一か月先だから、プレゼント買ってきたよ!お誕生日おめでとう!」
などということも日本ではよくあると思いますが、ドイツではNGです。

友人関係が深まってくると、気心の知れた相手ということで、プレゼントだけ事前に渡すのはOKのようです。

ただ、WhatsApp(日本でいうLINE)などで誕生日を祝うのは、その日の0:00を超えてからにしましょう!

結構ドイツ人は見ています。
間違えて数分前に送信ボタンを押してしまった場合は、普通に「あっ。早く送りすぎた!ごめんね」などと謝罪が来ます。

細かいと思うかもしれませんが、これはかわいらしい文化の違い。順応しちゃいましょう!

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7. 店員さんを大声で呼ぶ

さて、記念すべき?最後のアドバイスはやっぱり辛口です。

ズバリ言いましょう。
レストランでどんなに急いでいても、忙しくても、店員さんを大声で呼ぶのだけは絶対にタブーです!!

これは本当に失礼で、Kellner(ウエイター)に確実に嫌われます。
でも日本の駐在員の方々でまだドイツ文化に慣れていない方の多くは失敗すると思います。

日本では普通に「すみませ~ん!」って呼びますものね。
これは純粋に文化の違いだと思うので、日本人が悪いわけでは決してありません。

ただ大声で店員さんを呼んで、周りの冷たい空気や視線が一切見えておらず、ガハハと会話を続けるアジア人・・・どう思いますか?

るにまろの豆知識

この場合の正解は『ただひたすら待つ』です。
店員さんが通りかかると、すっと手を挙げて目くばせをする。
それだけですし、それ以上はできません。マジです。
ドイツ人の男性の友人も「声を出して呼ぶ?僕には無理だね」と言っていました。

ちなみに、ドイツのレストランやカフェ(あとは美容院など)ではチップが必要です。
もし良ければ、以前の記事も参考にしてください!

ドイツではヘアサロンでもチップを支払うって本当?ドイツのチップ事情・相場、全部教えます!
【保存版】ドイツって美容院・ヘアサロン・ネイルサロンでもチップを支払うってホント?~ドイツのチップ事情・相場・全て教えます~ドイツでは美容院やネイルサロンでもチップを支払います。これさえ読めばレストランやカフェ、宅配サービスやUberEatsなど、支払うべきチップの相場が分かりますよ!...

<るにまろの失敗談>目上の人には注意しづらい・・・

これは私の知人で経験があるのですが、自分より目上で、ポジションも上の方だったので(しばらく滞在されていた)正直ものすごく注意しづらかったです。

結局私も何も言い出せずに、私は店員さんにも、注意できなかったその日本人の方にも申し訳ないと感じました。

もちろん日本人のその方は文化を知らなかっただけで、仕方ないことです。

ただ、ドイツに住んでいた他の方々は、誰に教わらなくてもこういうことは自然と「あれ、もしかして誰も声を上げて呼んでいないかも?」と気付く方が多い印象でした。

その方も結構長いこと住まれていたようですが、帰国直前でもそんな感じだったので、おそらく最後まで気づかずに帰国されたかもしれません。

私はこういう時、相手の気分を損ねることを承知で、一言いうべきだったのか、我関せずと知らぬ存ぜぬで忘れていれば良かったのか、こういう状況の時はよく迷います。

みなさんはどうしますか?コメント欄かツイッターでぜひ教えてください!

まとめ

というわけで、とっても長くなりましたが今回の記事はこれで終わりです。

確かに、日本とドイツでは文化もかなり違いますし、それ自体は仕方のないことです。

しかし、恥ずかしい思いをするだけならまだしも、時には自分の人生を左右してしまう大きな注意点もあります。

なので、最低限のところは学ばれてから旅立たれる方が良いかな、と思います。

実地経験ももちろん大事ですが、それだけで済まなくなったら元も子もないので、気を付けましょうね!というお話でした。

それでは今日は以上です。また次回!るにまろでした。

海外に到着したらすぐにSIM契約すること!

ここまでお読みくださいまして、ありがとうございます!

近々ドイツ(またはほかの国)にお引越しをされる方へ。
駐在でも留学でも、フリーWi-Fiを求めてカフェを探すのはとても大変です。

なので到着するとすぐにSIMを契約することになると思います。
ドイツでSIMを契約したい方は、私が以前書いたこちらの記事をご参考ください。

るにまろに質問がある方は、お気軽にメールフォームやツイッターまでどうぞ!

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